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人工光合成・IGパーフェクトエコハウスとは

研究開発
人工光合成技術

 

IGパーフェクトエコハウス
完成すれば、エネルギーの自給自足が可能な住宅、二酸化炭素を活用する住宅が実現
飯田グループホールディングス>研究開発>人工光合成

 

人工光合成・IGパーフェクトエコハウス


温室効果ガスの一つである二酸化炭素を減らす取り組みが、世界中で進められています。樹木が行う光合成は、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する自然の仕組みとして知られています。
この性質を活かした方法が「植樹」や「植林」です。
もし人工的に光合成が可能になれば、地球環境にさらに大きな貢献ができると思いませんか?
そこで注目されているのが「人工光合成」です。
飯田グループと大阪公立大学が研究した人工光合成技術では、二酸化炭素を吸収し、「ギ酸」と酸素を生成します。この「ギ酸」が人工光合成の重要なカギとなっています。
なぜなら、ギ酸から次世代エネルギーとして期待される「水素」を生成することができるからです。
では、なぜギ酸が選ばれるのでしょうか?
その理由は、ギ酸が簡単に作れるうえに、貯蔵が可能で、安全に扱える有機物だからです。
この技術が実用化されれば、家庭で使う電気やお湯を自宅でまかなうことができるようになります。
つまり、エネルギーの自給自足が可能な家を実現できるのです。

 

パーフェクトエコハウス 人工光合成反応

参照:飯田グループのサステナビリティ(人工光合成)
提供:左図 飯田グループホールディングス
※飯田グループホールディングス様の人工光合成では、CO2を材料にギ酸を生成します。ギ酸から水素を生成する際にCO2を放出いたします。「ギ酸という形でCO2を住宅内に貯蔵しておける」技術となります。

 

プロセス

process
 

【研究過程】実験では検討・準備・実行・確認・検証と多くの段階を経て実証実験を行われています

1.企画・構想段階
2.基礎研究段階
□二酸化炭素を活用してギ酸と酸素を生成する仕組みを研究
□ギ酸を効率的に生成する触媒や反応プロセスの設計
□ギ酸利用技術の研究
 
□ギ酸から水素を生成する装置を開発
□エネルギー効率や安全性の検証
□基礎実験の実施
 
3.開発段階
□研究室レベルでの小規模実験を行い、技術の可能性を確認
□ギ酸生成効率を測定
□プロトタイプの開発
 
□実用化を見据えた人工光合成装置の試作
□システムの検証
 
4.実証実験段階
□作成したプロトタイプで、安定的なギ酸生成と水素利用を確認
□エネルギー自給自足を可能にするシステムの試験運用
□必要な設備や環境条件を整備
□実証実験の準備、実施

 

各装置事例

 

ギ酸生成セル用自動計測システム ギ酸分解による混合ガス発生装置

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