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(慶應義塾大学 工学部理工学部 機械工学科 小尾研究室向け)

羽ばたき翼が生成する渦流れの計測
(慶應義塾大学 工学部理工学部 機械工学科 小尾研究室向け)

研究者インタビュー
乱流現象の計測とモデリング

 

記事内の表現や解釈は、取材内容をもとに当社が文章等は調整し一部の説明が簡略化されている場合があります。
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羽ばたき翼が生成する渦流れの計測


慶應義塾大学
工学部理工学部 機械工学科 小尾研究室 様向け
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学生のアイデアからスタートした羽ばたきの研究は、動物学や他の分野に関連する事象にも関わる事柄であるが、これを機械工学の視点から探求する事を目的として研究がスタートした。
仮説として鳥や昆虫が羽を長時間動かし、移動可能であるのは、エネルギー効率が優れているためである可能性が挙げられる。加えて、共振が生じる際にエネルギー効率が向上するのではないかという仮説も挙げられる。
これらを踏まえ、魚のひれや鳥の羽を模擬した装置を製作し、様々な周波数で動作させることで発生する渦を観察する実験を行っている。

最初は卓上の小さなモデルから始まり、少しずつスケールアップを重ね現在の実験につながっている

 

仕様

・撮影部分:アクリル
・全体:塩化ビニル

 

各画像

 

撮影面 上部から

解決内容

初めは卓上の装置であったが、学生が変わり回を重ねるごとにバージョンアップしており、現状の大きさで装着物の動きから発生する渦の観察などに利用している。
全面を同じ素材にすると高価になるため、撮影・観察部のみをアクリルに変更してコストを抑えた。

 

装置を利用した論文紹介

https://www.mdpi.com/2076-3417/12/24/12693 (引用:MDPI journals)

▼装置を利用した発表のご紹介▼
N. Baba, S. Obi, Experimental Study on Modeled Caudal Fins Propelling by Elastic Deformation, Proceedings of the ASME-FEDSM2018, Montreal, Quebec, July 15-20, 2018.

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